2019年のライブ鑑賞

2019年。時代は平成から令和に。時代は変わってもあいも変わらずスキを見つけてライブに通っている。

今年見に行ったライブを振り返る。

1月 Marcus Miller & Butter Scotch

  マーカス師匠は年末年始、日本に出稼ぎに来ていた。ガッツリ稼ぎに東京だけで一週間も出番を入れて。今回はビートボクサーのバター・スコッチ姉さん(といっても若そう)を引き連れてやってくるというので、ちょうど正月休みだったので観に行きました。

ビートボクサーって概念、はじめて知りましたが人間の発話器官を使ってリズム、音楽を作り出す音楽表現をする人のことだそうです。師匠は安定の演奏で、ゴリゴリのベースプレイが楽しめたし、バタースコッチの独特のリズムがとても新鮮なライブでした。バタースコッチさんを紹介してくれた師匠に感謝!

1月 Robert Glasper Trio

 今年もタイミングよくグラスパー・トリオが観れた。

このトリオの、「Stella by Starlight」は絶品。またデミアン・リードのドラミングも最高。

何度でも観たいと思った。

4月 Michel Camillo Trio Latino

with Rickey Rodriguez & Eliel Lazo

         カミロおじさんとラテン・トリオ

カミロおじさんと最初に出会ったのはニューヨークのブルーノート、2011年の秋だった。カミロおじさんを見たかったわけでなく、仕事で宿泊した日がたまたまカミロおじさんの出番だったのでした。

Mano a manoのアルバムから、素晴らしいパーカッション奏者を従えてのライブで今でも印象に残っています。それ以来、おじさんのファン。8年ぶりに、再会したが、今回はパーカッションに鬼才Eliel Lazoを引き連れてのラテントリオとしてのライブ。カミロおじさんの技が最大に発揮された興奮のライブでした。

8月  矢野顕子トリオ、今回はタイミングが合わず観に行けなかった。来年はタイミングが合えば行くよ。

11月 Candy Dulfer

父親ハンス・ダルファー(御年79)と共に来日する予定だったが、ハンスじいさんの病気により

ソロで来日。90年代前半、SAX A Go Goを初めて聴いて素敵なオネーサンがファンキーなSAXを吹いているというだけで、20代の僕には刺激的だったことを覚えている。そして、ヴァン・モリソンにも引っ張られて1994年のNight in sanfranciscoのライブ盤での活躍も素晴らしかった。まさか2019年になってライブを見に行けるとは思ってもなくラッキーだった。50歳の誕生日ライブとのことで、ノリノリの演奏を聴かせてくれました。なぜか、カルロス・サンタナのEuropaを演奏してcandy dulferのサックスの他にギタリストの見せ場があってこれが良かった。来年はハンスじいさんを連れてくると言ってましたが、もう80だから無理しないでね、って思いました。

2019年の鮮やかな記憶。来年もタイミングが合って、素敵なライブが見れますように。